ネパールの地震 その後

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先日起きたネパールの地震から救出の確率が変わる72時間を過ぎ、犠牲者が増える一方になっていますが、崩れた建物の隙間から救出された方も、各国の救援隊の活動で出てきています。

政府からの食糧や水の援助がないと暴動が起きつつあるというのも、

公助に頼りすぎているからかも知れません。

 

東京新聞の記事によると

【カトマンズ=共同】ネパール大地震で、家を失うなどした被災者が身を寄せる避難所の衛生状態が悪化している。大半にトイレがなく、手を洗う水も不足しているためだ。感染症の発生を懸念する声も出ている。

 首都カトマンズの中心部近くにある畑に、約十張りの小さなテントが並んでいた。屋根の代わりに毛布を掛けただけの粗末な造りで、屋外の至る所に排せつ物があり悪臭が漂う。

 「子どもの健康が心配。このままだと病気になってしまう」。家が傾き夫(23)と娘(2つ)、息子(1つ)の四人で逃げてきたスジャタ・タミさん(24)が嘆いた。子どもたちの顔にはハエがたかっている。トイレはなく、みんな好き勝手な場所で用を足す。飲み水さえ不足している中「水がもったいなくて手を洗えない」とスジャタさん。

 市内のごみ捨て場脇の避難所で娘(7つ)らとテントに寝泊まりするケダル・モハルジャンさん(32)も、清潔な水の不足を嘆く。給水車は来るが「毎回争奪戦になる」と話す。

 地震の負傷者を多く受け入れる国内最大規模のカトマンズの病院。建物は新しく、入館者に消毒を義務付けるなどの措置を取っており、男性医師は「感染症対策は万全だ」と胸を張る。

 一方、別の古びた公立病院を訪れると、汚物が床にあふれ、館内に異臭が充満していた。トイレは地震前から壊れていたといい、地元の男性は「ネパールの標準的な公立病院の姿だ。医療体制は脆弱(ぜいじゃく)で、何が起きても不思議ではない」とつぶやいた

 

 

時間の経過とともに衛生状態の悪化が懸念されています。

阪神淡路大震災も東日本大震災も寒い季節でしたが、夏場や梅雨時だともっと衛生状態は悪かったと考えられます。

 

また、政府が何もしてくれないというのも公助に頼りきりという ところかもしれません。

いざという時は、自助や共助がまず大切です。

今一度、自助・共助を考えてみましょう。

 

企画営業部 久保