治部電機株式会社

 
交流耐電圧試験装置としても、変圧器が使われています。

耐圧試験と呼ばれたりします。
高電圧を印加して、絶縁強度を測ることで本体機能としての寿命があるかどうかを判断する基準となります。
この他にも、部分放電特性や誘導電圧などの特性を測り全体で寿命判断をします。　保証に値する製品かどうかを判断する。
これらは、全て規格に定められていて、規格に則って正しく測り合否判定をすることが肝要です。

自社の設備や製品を評価する時に正しい判断が出来るように、試験設備を整えるのも重要な仕事です。

今回は、AC８０００V出力のご要望を頂きました。

試験方法でも、いきなり全電圧を印加するよりも、０Vから徐々に昇圧して行くのが順当なため、スライダックによる入力源を選定しました。
そして、出力電圧が正しく出ているかを測定するための計器用変成器（VT）も取り入れて、これらをすべて一体にした試験装置をご提供いたしました。

事例番号009-1（File №02-3813）

交流耐圧試験装置

入力　単相　50／60Hz  

　　　入力電圧　100V 　

　　　入力電流　50Ａ以上　

　　　電源容量　5kVA以上　

出力　8000V  0.5A　

　　　容量　4kVA　

　　　時間定格　30分　

　　　電源操作方式　手動

　　　質量　約140kg　　

内蔵品

スライダック　　　　

　　　乾式自冷式　手動式　

　　　時間定格　30分　　　　

　　　単相2線　50／60Hz         

　　　　　入力電圧　　　100V 

　　　　　電圧調整範囲　0から130V

　　　　　 二次電流　40Ａ（調整電圧130V時）

　　　定格出力容量　4kVA

変圧器　009-2（File №02-3798）

　　　単相　乾式自冷式　4ｋVA　

　　　50／60Hz 　時間定格30分

　　　一次側　100V  　 40A

　　　　　二次側　8ｋV 　0.5A

　　　　　耐熱クラス（絶縁種別）Ａ種　

　　　質量　約35kg

計器用変圧器009-3（File №02-3799）

　　　単相　乾式自冷式　 

　　　　　50／60Hz　時間定格30分　　　　　

　　　一次側　 　8kV   

　　　二次側　　100V　

　　　　  負担容量　 16VA　　　

　　　確度階級　　1級

　　　質量　　　約6.5kg

電源操作部
過電流継電器、過電流警報器、電圧・電流計、各計測端子付き、制御回路、警告灯付き

屋内ケース入り　キャスター付き

 

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