出力三相7線式変圧器

  大規模ビルや大型施設では6.6kVを高圧受電して更に400Vで配電してから各フロアーで一般電圧に変圧して使うやり方を採用しているところがある。
一般に用いられている機器が200Vや100Vの電圧に対応するためには、各フロアーの変圧器で使える電圧にするのだ。
特異な機種として、三相7線式の変圧器をご紹介しよう。
この変圧器は、通常の出力回路の三相電圧210Vのほかに、三相中性点と各相の線間端子との間で単相105V×3回路出力できるようにして屋内電灯配線として活用しているトランスだ。
この変圧器の注意点は、力率角の差と負荷分配である。すなわち、三相210Vと単相105Vの負荷割合を考慮して力率が違うための配慮が必要ということだ。
簡単にいうと、余裕をもった容量設定をおこない、運転することで変圧器の設置スペースを小さくすることが出来る。
 

三相7線式 扉付き屋内ケース入り変圧器 出力三相と単相が同じ回路から取れるトランス
屋内用扉型ケースに入った三相7線式変圧器 出力が三相動力と単相電灯回路が1つの巻線からなる変圧器だ。

変圧器の端子接続板
変圧器の端子接続板 
下部の左側3端子が入力接続 上部コネクタが付いた3ブロックがタップ切り替え
下部最も右側が中性点中で各相端子間で単相回路を取る。
右寄り中段に位置するのが三相出力端子だ。

変圧器中身上部から見た絵 
変圧器中身 背面上部から見た絵

変圧器から接続端子への配線
変圧器の内部配線 上部右側に見えるのはワタリと呼ばれる接続線だ。

変圧器内部配線を側面から見た絵
変圧器の内部配線を側面から見た絵

屋内ケースから-取り付け前の変圧器
変圧器内部の端子接続板
 

製品仕様

事例番号997  (File№07-1162)  

三相絶縁変圧器 (絶縁変圧器) 

40kVA 60Hz

 1次電圧:F435-R415V-F395V 55.6A デルタ結線

 2次電圧:210-182V(中性点-105V)

       スター結線中性点付き 110-127A

三相7線式

Dyn11 

耐熱クラス(絶縁種別)H種 

屋内扉付きケース

 

質量約300kg

 

 

 

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