鋼管搬送用半割れVローラ

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 以前紹介したVローラ(高硬度ウレタンゴム単体品)と用途は同じです。製鉄所内で、鋼管を搬送するために数多くのVローラが並んでいますが、半割れVローラは以前紹介したVローラの原型となるものです。何回も紹介しましたようにウレタンゴムは、半割れVローラのように、耐荷重性が必要で、耐摩耗性が必要な用途では最適です。  Vローラは、一般には今回紹介するタイプのように、鉄心にウレタンゴムが巻きつけられているものが一般的ですが、半割れVローラは、取り付け取り外しを容易にできるように、Vローラを半割れとしています。このようにすることによって、お客様(製鉄所)での作業工賃が節約できます。
 下記に、半割れVローラの写真を示します。


       (写真1)半割れを重ねた半割れVローラ


          (写真2)半割れを離した半割れVローラ(横)


         (写真3)半割れを離した半割れVローラ(縦)

(写真2)、(写真3)からわかりますように、ウレタンゴムの中心部分に半割れ鉄心があり、その外側にウレタンゴムがついていることが分かります。ウレタン部の製造は、半割れ部を1個ずつ金型成型で作ります。従いまして、半割れ1セット(2つ)を別々に作るために、半割れ重ねあわせ時のすりあわせ等で、製造原価はアップしますが、Vローラの数が多いため、お客様(製鉄所)での取り付け取り外しの工賃は大幅に削減できます。そのため製品単価がアップしても、半割れタイプのVローラがしばしば採用されます。
 鋼管搬送以外の用途でも、何か本機能(耐荷重性、耐摩耗性、搬送等)を活用できるものがありましたら、ご連絡お願い致します。