治部電機株式会社

　電気工事業者さんからのご質問です。
3相変圧器の接続時に、負荷側の配線が4線のモノや5線のモノがあります。

「変圧器を選定依頼する場合の注意点はなんでしょうか？」

この場合は、負荷側の端子の種類を確認することがポイントととなります。
つまり、配線結線図による確認が必要です。
3相配線はそのまま負荷に接続します。
残りの結線法は、使用環境に依って変わります。
3相中性点端子を電源として負荷に接続する場合と、接地する場合があります。
これは、接続する負荷に依り替わりますので接続図に従いましょう。
以上で3相4線が接続できました。

3相5線の場合の残りは、純粋な接地線をいいます。
トランス内部の鉄心アース（接地）を事前に端子として出力指定する場合です。
こちらも接続図や配線図で確認することが大切です。
注意点として、変圧器（トランス）本体アースとも呼ばれ、変圧器を正しく使うためには必須の配線です。通常は、当たり前すぎて呼称を省略してしますこともあるようです。



各相3点タップと中性点がついた変圧器


入力200Vから出力４００V級3点タップの変圧器



製品仕様
事例番号709　（File №01-1272）
三相　屋内用乾式自冷型 
50/60Hz　25kVA　連続定格
一次側入力　200Ｖ　72.2Ａ
二次側出力　F415 , F400 , R380Ｖ　38Ａ
Δ-Y結線中性点付
耐熱クラス（絶縁種別）B種
質量約185kg




3相4線変圧器

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