来春のスギ花粉、10年で最多か?

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来春のスギ花粉、10年で最多か 例年の2.25倍予測

 県農林総合研究センター(熊谷市)は20日、来春のスギ花粉の飛散量が「例年より非常に多い」との予測を発表した。雄花の量を点数化した「雄花指数」が、調査が始まった2001年以降最高となり、例年の2.25倍に上るという。

 センターによると、調査は毎年11月ごろの一定期間、スギ林の多い県西部の50地点で実施。それぞれ40本を調べ、「全面に着生」「限られた部分に着生」など4段階に分けて最大1万の指数をはじいている。

 その結果、今年の指数は7636で、01~09年の平均(3387)の2.25倍、昨年(3079)の2.5倍だった。原因は、猛暑による高温少雨の影響やスギが周期的に雄花を増やすためという。

 花粉の飛散は例年、2月上旬から3月にかけて多く、指数は飛散量に比例する。ただ、日々の飛散量は地域や気温、風向きで変わり、周辺都県からの花粉が飛んでくるケースもあるという。

 県疾病対策課は「飛散量が増える前に予防的に薬を飲むと、症状が軽減されることもある。早めに受診するのも有効な対策」と説明している。

2010.12.21朝日新聞より
http://mytown.asahi.com/areanews/saitama/TKY201012200470.html

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