世界初MCヘッドライトを開発(2)ダイクロハロゲン

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MCヘッドライトの概念を変えた「ダイクロハロゲン・ヘッドライト」
ダイクロハロゲンを世界ではじめてモターサイクル用ヘッドライト採用。ランプ構造の開発、デザインを行ったのは「凡十郎」です。

「凡十郎」は北アメリカの最大でノンストップ1000km(マイル)オフロードレースBAJA1000に参戦。夜間も走るレースには大型ヘッドランプが不可欠。しかし大きなライトは重く、ハンドリングに悪影響する。疲労も重なり、安全性、レース結果も脅かす。多くのチームには日中ヘッドライトを外して走行し、暗くなると装着するという、非常に手間のかかるサポート作業が必要とされた。その苦い経験を活かし、超軽量のヘッドライトを開発。世界一軽く、明るく、性能の良いヘッドライトの開発に挑んだ。
 

1989年11月:メキシコ・バハ半島 BAJA1000に参戦
ダイクロハロゲンランプは、従来ディスプレーやショーウインドーの商品を明るく照らすランプだった。直系5cmの小さなものだが、ミラーガラス・ダイヤモンドカットのリフレクターがついていた。ヘッドランプには12V35W、55Wを使用。投射角はHIGH:15゜/LOW:60゜を使用した。サブ様に3.5cm35wのミニサイズを使用。4灯合わせると180wにもなる。市販したのはJ・FOC。最初のモデルは、放熱性効果を考えアルミパンチ板に取り付けられただけのものだったが、性能の良さ、また珍しさからか飛ぶように売れた。

・Second model: SW-2 Enduro Mdel (55wx2Super Hlogen) + Sub2(35wx2 Super Hlogen-Mini) 
ユーザーの用途は主にナイトラリー。四国高知の梼原で行われていたSSER等で活躍、速いチームは常に上位を維持していた。
 
その後、カーボンとグラスファイバー製のBOXを採用し、耐久性を向上し様々なモーターサイクルに 対応出来る様になった。また、ユーザーの要望に答えて様々な、超高性能の小型ハロゲンヘッドランプを次々と開発しました。

・W-2 Streat Mdel ( 55w x2 H3 Hlogen ) Wide area irradiation 
・SDW-3 Enduro Mdel ( 55wx1 H3 Hlogen + 55w x2 Super Hlogen )


・Robo-T Streat Mdel ( 55w x2 Super Hlogen Square) moving light for right & left

・Custom Model ( 35w x3 Super Hlogen /55w x2 Super Hlogen Square)
 

・USA Hondaのトップライダーから販売代理権を
申し込まれるがHondaの許可が降りなかった。
・数年後イタリアのアチェルビス社、他数社から類似企画製品が発売された。また、「凡十郎」が採用したサバイバルウイン・デュアル構造、左右異型のデザインもMCヘッドライトデザインの概念をくつがえした。


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