硬鋼線の製造・規格・使用例

硬鋼線(SWC)使用例

製造工程例 硬鋼線の規格・使用例
線 材
A:パテンチング
酸 洗

造 膜

B:伸 線
検 査
製 品

硬鋼線は炭素含有量(C)に様々な
名称がつけられていますが
,
JISG
3521では引張強さに応じて
A,B種,C種の3種類に分けられ,
記号はSW-A,SW-B,SW-Cで示されています。
JISには引っ張り強さ、巻き付け性、
ねじりの特性、曲げ性、線径及びその
許容差、概観が規格化されている。


硬鋼線は様々な産業で利用されていますが、
その代表としては、安全ピンのばね、スイッチ類ばね,
秤用ぱね,椅子やベットのばね,自転車のサドル,
スプリングシャッタの巻上げぱね,
玩具用ばねなどが上げられますが、
線の状態で使用される硬鋼線としては、
架空送電線補強鋼線、コントロールケーブル等があります。

SW-Aには金網・フェンス・シート枠などにも
使われ
あらゆる産業で使用されている。

*パテンチングとは熱処理の事で、細い線径の
時はA~B間工程が繰り返される。