4月30日の数字:好きな習い事は英語が63%

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2011年度から小学校で必修化される英語。
その学び方や目標設定について
きちんと考えておく必要があると思います。

PEST分析→将来環境の予測

小学校から英語が必修化される。そこで「電通などが1都6県に済む少額年から6年生の男女600人に今やっている好きな習い事を聞いたところ『英語』が約63%に達した(日経産業新聞2010年4月28日付1面)」そうだ。

不思議である。なぜ、小学生が英語を好きなのか、その理由を知りたいところだ。純粋に英語に対する好奇心があるのか、話題になっているから何となくやってみたいと思っているのか、英語以外の科目が嫌いだからなのか。

1都6県の『どんな』小学生を対象として行われた調査なのかも、気になるところだ。母集団の取り方によっては、この調査の結果は大いに違った可能性も十分に考えられる。

これから大人になっていく子ども達にとって、英語が必要なのは間違いのないことだと思う。英語ができればグローバルに活躍できるといったレベルの話ではなく、英語をできなければ世界から取り残されるのだ。

好むと好まざるとに関わらず、英語はこれからの世の中を生きていくための必須コミュニケーションツールだろう。中国や韓国でも英語教育に力を入れている。中国、韓国のトップ大学では、あらゆる講義が英語で行われている。日本との大きな違いだ。

日本でも英語を話せる大学生や新社会人の方々は、以前より増えているように思う。しかし高校生レベルで、英語を話せなければ、グローバル化がさらに進むこれからの社会で生きていけない、ぐらいの認識を持っている日本人がどれぐらいいるのだろうか。

誰もが同じように英語を学ぶ必要があるとは思わない。ただ、英語を学ぶ(学ばせる)のなら、本気で学び、ビジネス上のコミュニケーションができるレベルをめざすことだ。となると、向き不向きが当然あるのだから、全員をそこまでのレベルに引き上げることは考えない方がいい。

英語と数学の二教科については、少なくとも中学生以上では、いい加減、一律平等をめざす方針を改めるべきだと思う。できる奴を徹底的に伸ばすこと、できない奴を出さないようにすること。この二方向に目配りした教育が必要だと思う。