大学インターンシップの学生がフジイ企画に

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8月20日から24日までの約2週間、フジイ企画にとっては初めての大学インターンシップ生が研修に来られました。当方にとって、今回のこのようなインターンシップの受け入れは初めてで、この2週間はこちらにとっても大変な緊張と勉強の連続でした。雇用開発協会のインターンシップ報告書を見れば、受け入れ企業の多くは大手企業であり、受け入れ態勢の整っていない当社にとっては試行錯誤であり、あとで振り返ってみて、かなりきわどいことをやったな…と思わないでもありません。ただ、これからの方向性に大きな教訓を残してくれたことは間違いなく、よい体験をさせて頂きました。
http://fujii-net.jugem.jp/?eid=51
大手に負けないシステムと理念を追求したくて
 
 2009年は様々な目標を定めてきましたが、そのなかでも本年のトピックは 富田林市の『広報とんだばやし』の落札で、 営業力の強化とともに、大手なみの業務のシステム化を弱小事務所でできるか、ということが今年の課題でした。もともと下請け的な仕事や『なんでもします』的な仕事の嫌いな私として、少人数であっても、大手並みにいかに充実した経営と充実感がもてる仕事ができるかということが念頭から離れず、目的意識の共有・拡大のため、何か違った展開を…と年初に思いついて登録していたのです。

 
学生のエントリーシートに感激しました

 ただ、経営者としての私の不徳のなすところは甚大で、これまでも今も、なかなか仕事が安定せず、現実ばなれした営業方針と夢だけが先行しているフジイ企画なので、経営的にも相当厳しく、体制が整っていたわけでもありません。それに登録したものの、当社のインターンシップに応募する学生などいないと思っていたので、今回2名の大学生からエントリーの申し入れには驚きました。最初は躊躇したのですが、受け入れの決定的な要因としては、エントリーシートの内容が前向きであったということもさることながら、当社の経営理念(伝えたいこと)をきっちり理解してくれていたことです。『これはバッチリや』と。これは応募学生があったこと以上の驚きでもあり、嬉しかったので、是非取り組んでみたいと思ったのです。
  
スタッフの活躍にも新鮮な発見を

 
今回のインターン受け入れは本当に勉強になりました。2名の学生のそれぞれの目的意識の違いをどう把握するか、どう課題を与えるかについて何も用意できていなくて、これまでの生き方(やり方)をぶつけていくしかなったのですが、よくついてきてくたと思います。学生に対しては難しい判断も多少はあったのですが、技術的な課題ではなく、仕事の全体の流れと取り組む意識だけは伝えたいと思って接していました。難しい判断は一人一人の生きがい、働きがいを見極めることでしたが、学生にとって仮にミスマッチな仕事であっても、今後に何か指針を伝えられればいいと思っていたので、工夫もでき、またこちらも学生の仕事に対する考え方を学ぶことができました。
 もう一つの驚きは、うちのスタッフ達の働きについてです。学生に対する指導(といえるか)に当たった彼ら彼女らが、日々の通常業務を超えた、別の一面を見せてくれたことです。学生とのコミュニケーションの中で、私が全く意識してなかった『教える力』『根気』『工夫』などを多く発見したことです。指示を受ける側、指示を与える側の立場を変えての意識や行動の違いを眼のあたりにして、超ワンマンな私に取ってこれはかなり勉強になりました。この2週間の経験はまた、うちのスタッフにとっても励みになったのではないかと思っています。
 
 今回のインターンシップ日程は、広報『とんだばやし』の編集工程に合わせて組んだので、スタッフも学生さんもお盆休み返上での取り組みとなりました。研修過程での富田林市情報公開課の皆さんのご協力に感謝いたします。(インターン生からのコメントは次回公開します。)