抱っこひも収納カバー「ルカコ」
8月4日の数字:前年対比8%増の成長市場
- 2009/08/04 05:00
- 投稿者: takebayashi
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その市場が成長している原因は、意外なところにあるようだ。
しかも市場拡大が5年連続。今どき信じられない勢いで伸び続けているマーケットがある。おもしろいことに、このマーケットはある生き物の数と相関関係があるようなデータもある。
さ
て
な
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で
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ょ
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そのマーケットとは家庭用殺虫剤。そして関連のありそうな生き物とは犬である。殺虫剤マーケットが右肩上がりで伸びている。その理由は「各社が新製品開発で競い合い、需要を掘り起こしています(日本経済新聞2009年7月26日付朝刊9面)」かららしい。そういえばテレビCMも、新製品をアピールしている。
ただいくら新製品が出てきても、ニーズがなければ売れるはずもない。ニーズは、まず第一に蚊の発生状況に左右されるはずだ。が「かの発生量の統計はなく、全体の増減は分からなかった(前掲紙)」。確かに蚊がどれぐらいいるのか、その数について統計データをとる、なんてことはできないだろう。
そこでマーケット拡大の理由として推測されるのは、次の二点。まず一つには、蚊を不快に思う人が増えているのではないかと言うこと。以前なら夏は蚊に刺されて当たり前、だったのが、そうじゃなくなった。確かに都会に暮らしていれば、しかもマンションの高層階に住まいがあれば、蚊と出くわすことなど滅多にないかもしれない。たまに蚊に刺されたりすれば、そりゃ不快だろう。
もう一点、推測される理由は犬の飼育数増である。犬の大敵と言えば、やはり蚊。なぜなら蚊は、犬の致命傷となるフィラリアを引き起こす寄生虫を媒介するからだ。そこで愛犬のために蚊取り線香はじめさまざまな殺虫剤を用意する人が増えている可能性がある。
ちなみに『犬の飼育頭数は08年度調査で1310万匹と、5年前と比べて約2割増(前掲紙)」らしい。殺虫剤とペットに確実に相関関係があるとはいえないが、その可能性は否定できない。
ともかくペットが増え続けていることは確実といっていい。そして、ライフサイクル的にペット市場をみれば、まだ成熟期に入っていない。特に団塊世代が今後、ペットを飼い始める可能性は高い。であるなら、殺虫剤のみならずほかにも様々な既存の製品に『ペット用』という新たなマーケットが生まれる可能性がある。
御社の製品も、ペット用に転換できないだろうか。