貼箱製作ワークショップ・第2段

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昨日、弊社ロゴ及び名刺のデザインを創っていただいた、牧野(ヴィジュアル計画マーレ)さんが講師をされているデザイン専門学校の生徒さんが、弊社工場に「貼箱製作ワークショップ」の体験に来られました。
最近の学生は、デザインといってもMacで制作することが主流で、学校でもアナログの作業をすることがあまりないそうです。

牧野さんに以前から、「学生たちに、貼箱製作を経験させたい!」と伺っていたのがやっと実現しました。
昨日やって来たのは、牧野さんを含め15名の生徒さんと先生で、牧野さん以外は「貼箱製作」はもちろん初めてです。

今回スタッフとして、和紙商の河手さんと木型製作の鈴木さんにも、お手伝いいただきました。
折角の機会なので、お二人には和紙と木型についてレクチャーをしていただき、生徒さんたちにも紙や加工についても学んでいただきました。

昨年行なった最初のワークショップでは、材料準備を全てこちらで行い参加者には最後の貼り加工と仕上げ作業のみでしたが、今回は「もっと現実のアナログ的な作業」をしてもらいました。

中心にしたのは、貼箱の生地にあたるボール紙の製作です。
あらかじめ、ボール紙は断裁しておき、カッターナイフで寸法通りに罫線を入れて四隅を切り取る作業です。

しかし、物差しで「キチッと寸法を測る」という作業を普段していないためか、「差し目を読む」ことが難しいようでした。
先日の「中学生職業体験」のときもそうでしたが、この「生地作り」にかなりの時間を要しました。
最近の「若いモン」は、モノ差しとカッター・ナイフは苦手なようです!!

それぞれに、C式の貼箱2個と名刺入れ1個の計3個を製作しました。
難しいながらも、みんな頑張って「キャッキャ」いいながらも、作ってくれました(笑)。

やはり一番難しいのは、包みの紙に箱をキメる工程です。
もちろん、初めてでキレイに出来るはずがないのですが、それをあえてしてもらうのが、「貼箱製作ワークショップ」の醍醐味です(笑)。

自分で作ったモノは、愛着が沸きますからね!
しかしながら、みんな初めてにしては、上手に作ってくれました。
流石、デザインを学んでいるだけのことはあります!!

作業を終えてから、みんなで「お茶」にしましたが、我々が実際の仕事の中で行なうノウハウも披露しながら、デザイナーと現場の関係についても話をしました。

特に、経験の浅いデザイナーの方には、素材や加工現場のことを理解した上でデザインをしてもらうと、より良いものができると思います。
これから社会に出るデザイナーの卵の人たちに、今回の”経験”を少しでも活かせてもらえたら嬉しいですね。


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村 上 紙 器 工 業 所

手間をかけることは、「愛情」をかけること。
「愛情」をかけることが、私たちの仕事です。
手づくりでしか、表現できないことがある。
機械での量産化では到底及ばない、「貼箱」への愛情。
中身と同じように、パッケージにも込めた「自己主張」の魅力。
そんな「魅力」をお届けしたい・・・。