中小企業のホームページとSEO

SEO(Search Engine Optimization=検索エンジン最適化)対策は、ホームページを開設している人にとっては大きな関心事です。
しかし、このSEO対策というのは、結構コスト(ノウハウと手間、費用)がかかります。

ネットの世界は「企業の規模にや立地に関係なく、商売の勝負ができる」というのが魅力なわけですが、大手企業では資金力とビジネスボリュームにものをいわせて、このSEO対策に注力しています。

先日参加したセミナーでは、とある大手企業がたった7ページのホームページのSEO対策に、200万円ものコストをかけて成功している/ペイしている。という事例発表がありました。
もちろん、その200万円という金額には、金額なりのノウハウも手間もかかっているので、金額だけを見て高い/安いとは言えません。(私がセミナーを聞いた感想では、内容に見合ったとても妥当な価格設定だと感じました。)

しかし、中小企業ではホームページへの初期投資として200万円の投資ができるか?というと、なかなか難しいのではないでしょうか?
それは、ビジネスのボリュームやビジネスモデルが、中小企業と大企業とでは違うのですから当然のことです。

では、中小企業はネットでは大企業に太刀打ちできないのか?というと、そうではないと考えています。
おなじSEO対策でも、大企業とは違ったアプローチがあるのではないか?と思うのです。

大企業では、SEO対策の対象となるキーワードを Big Word(多くの人が検索する言葉)に設定し、多くのユーザーを集めることで成果をあげることを狙います。
それは、大企業はビジネスのボリュームが大きく、損益分岐点も高いところにあるわけですから当然です。

対して、中小企業では(大企業に比べて)小さなボリュームでも収益を上げることができます。
であれば、Small Word(検索する人が比較的少ない言葉)をキーワードに設定し、その言葉に反応するユーザーをすくいあげることで成果をあげることができるのではないでしょうか?

自社の製品やサービスの特長/こだわりを、きめ細かなキーワード設定ででアピールすることで、大企業には届くことのできない自分の土俵で勝負することができると思うのです。