捺染ふきん さらしふきん
吹きガラス体験
- 2008/12/16 19:00
- 投稿者: murakamiM
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「吹きガラス」は、金属の筒に溶けたガラス(約1,350度)を着け、その名の通り「吹き」ながら形を整えて、グラスやお皿などに仕上げていくものです。
私も昔、小樽の「北一硝子」の工房を見学したくらいで、実際に自分で作るのは初めてでした。
最初、ここの代表である佐藤氏からお手本を見せていただきました。
その後、アシスタントの女性にお手伝いいただきながら、我ら三人順番にグラスなどを作らせていただきました。
左手でガラスの着いた金属の棒を回しながら、右手で形を整えたりくびれを入れたりします。
一番最初は、緊張もして右手と左手のタイミングも合わず、なかなか苦労しました。
ガラスを”吹く”のも、思ったより吹く力がいるので、なかなか膨らみませんでした。
しかも、溶けたガラスは温度によってかなり柔らかくなり、均等に回転させてやらないとすぐにバランスが崩れ、変形してしまいます。
それをアシスタントの女性に修正していただきながら、何とか形に仕上げました。
ホッと、一息!!
しかし三人とも二回目になると少しはコツを覚えたのか、最初よりは少し形になって来ました。
慣れると、なかなか面白いものです。
約3時間の格闘でしたが、とてもいい体験をさせていただきました。
これが直接、「貼箱作り」に役立つ訳ではありませんが、普段することのない経験によって、「ものづくり」の”感性”を磨くよい経験となりました。
こうして、実際にものに触れ感じることは、”ものづくり”にとって、いい刺激になります。
今の世の中、”感じる”ことが少なくなっています。
人間の”五感で感じる”ことが人の感性を育てることに繋がるのかなと思います。
貴重な体験の機会をくださった吉持さん、浪本さんに感謝です。
また、「Glass and Graphic Garage」の佐藤氏、アシスタントの方にお礼申し上げます。
もっともっと、感じる体験をしてみたいです。
★五感で感じる「こだわり」のオリジナルパッケージ企画・製造★
村 上 紙 器 工 業 所
手間をかけることは、「愛情」をかけること。
「愛情」をかけることが、私たちの仕事です。
手づくりでしか、表現できないことがある。
機械での量産化では到底及ばない、「貼箱」への愛情。
中身と同じように、パッケージにも込めた「自己主張」の魅力。
そんな「魅力」をお届けしたい・・・。