箱の「角」を奇麗に!!---3(最終回)

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箱の「角」を奇麗に!!」の第三段。
今回が、最終回です。

普通「貼箱」の場合、ボール紙の生地は四隅を「テープ止め」や「ワイヤー止め」で止めてから、その上に「紙」などを貼ります。
しかし、高級化粧品のパッケージなどで、特にキレイに仕上げる場合に、「外枠をかける」という方法を使います。

フタやミなどに、ボール紙の「外枠」を糊で接着します。
もちろん、すべて「手作業」です。大変手間のかかる作業ですが、出来上がると、「外枠の継ぎ目」も殆ど目立たず、「テープ止め」した場合に比べ、テープのわずかな「厚みの段差」が出来ません。
そのため、上から「紙」などの素材を貼っても、「テープの跡」が表面に表れません。
とても「すっきり」とした貼箱になります。

今回の高級化粧品の貼箱は、特に凝っています。
普通は「生地」に「外枠」をかけるだけですが、フタに関しては、「内枠」と「外枠」を着け、その上に天板(ボール紙)をはめ込んでいます。
全ての角が、直角が出ている状態です。

そこに、これも普通は「包み紙」で包むのですが、まず「天紙」を貼り、側面に「巻き」を貼るという手間のかけようです。
特に今回の「巻き」は、ライン状の印刷してあるため、少し貼るのがいがんでも目立ちます。

とても高度で神経を使う何とも、厄介な仕事です。 出来上がりは、ご覧のようになります。
写真ではなかなか分かりにくいのですが、全ての「角」がキレイな状態で仕上がっています。