バネ用チタン合金の特徴について

 Ti224チタン製引張バネ
バネ用チタン合金:Ti-224は、チタンの特徴である軽くて、

鋳びない特性をベースとして、更に22%のバナジウムと
4%のアルミニウムを添加して機械的性質を改善したβ型チタン合金線です。

Ti-224、その冷間加工性がα+β型の6Ael・4V・Ti合金よりすぐれ、
しかも冷間加工後の時効処理により、高強度が得られる特徴をもっており、
線ばねに代表される強度を要する用途に適した新素材です。

特徴 1.軽くて高強度を有する 
チタン合金の密度は、鉄の約60%で、
チタン合金の引張強さは、100kgf/mm2以上を有しており、
比強度が高いので軽量化を図ることが出来ます。Ti224は、
冷間加エと時効処理で約160kgf・mm2まで強度を上げられます。

2.冷問加工性が良好 
伸線、圧延、圧造、転造及びスェージングなどの冷間加工性が良く、線ばね、ボルト、ねじ
及びスポークなどの成形が容易にできます。

3.優れた耐食性 
大気中で鋳びたり、変色することはなく、海水、酸化性酸、
アルカリ溶液 及び有機酸などに射し、すぐれた耐食性を示します。

用途

線ばね、ロープ、スポーク、ボルト、ナット、ファスナー、海底ケーブル、’医療機器など

詳し物性については
http://www.kagaspring.com/keyword/material/item_812.html