錫製タンブラー 冷香-reico- 磨・白上
「余生」とは「余りの人生」。
「余り」は小学生の時割り算で出てきた言葉。ふつう一桁です。
今時、60歳過ぎで定年を迎えて10年以内に亡くなるなんてことはあり得ない。
「簡易生命表(平成27年版)」によると、平均寿命は男女それぞれ80.79歳、87.05歳。
60歳のあわて者の男性は「オレの人生はあと20年」と考える人がいますが、
平均寿命とは実は0歳児の平均余命のこと。
60歳児(?)の平均余命は23.55歳。つまり83歳まで生きるのです。
83歳になったら平均余命は7.26歳。90歳まで生きることになります。
90歳の平均予定は4.38歳。
キリがないのでここまでにしますが、要するに自分が寿命と考えていた年齢になった時の平均寿命は、
もっと先なのです。
(アキレスと亀みたいですね)
100歳まで生きると考えておいていいでしょう。
学校を出て社会人としてのスタートを切るのが20歳前後。
定年まで40年。
それからさらに40年の人生が残っているのです。
この40年を毎日ゲートボールで暮らしますか?
だったら定年時点を本番人生のスタートと考えて、充実した本番人生を生きるために、今からどんな
準備をしておけばいいのか、真剣に考えて実行を始めないと、きっと後悔することは間違いありません。
現場の問題を発掘するときは、ミクロな視点が重要。
ミクロとは、見えにくかったら虫眼鏡を使う。
外から見えなかったらバラシてみる。
大雑把に眺めていても問題の気付きはない。
創業間もない若手社長向けのセミナーを開いたところ、
皆、今ひとつ元気がない。
目が活き活きしていない。
「もっと元気を出してください」
と、呼吸法の指導を即興で行いました。
セミナー後の感想に、
「毎日呼吸法を続けようと思います」
マーケティング戦略セミナーだったのに。
なんだか複雑な気持ちです。