図案乘松

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図案乘松

 西陣でデザイン(図案家)をしています。

 西陣の図案とは・・・。
 図案を描くのは先ず、テーマをさがすことからはじまり、そのテーマに沿って色々な面から知識を深めなおします。
 歴史的なことでも、学者さんたちの新たな発見や、見解が出てきますので、その事も踏まえなければなりません。
 また、特に和装の場合は、独特の柄の決まりごともあります。一つの作品に使える色数も制限があります。
 昔から使われているようなテーマでも今に合うような切り口で新鮮さを表現しなければなりません。
 多くのことを考えアレンジをし、その上で自己満足にならないように、メーカーさんと打ち合わせをします。
 描くだけなら簡単なんですが、柄のテーマ、歴史的な背景、意味、こだわり、出来上がった図案の物語を図案家のわたしが語れなければ製品を購入された方にも申し訳ないと思っています。
 こんな風に思って今までがんばって、こだわりのあるデザインを提供しております。