マヤ文明にもめっきがありました

国立国際美術館の「古代メキシコ」展へ行ってきました。マヤ文明の美術品を見ていたら、こんなところにも「古代のめっき品」を見つけました。めっきは偉大です。まだ外観もきれいで素材の腐食を防いでいました。

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どの文明においても金と銀は貴重な装飾品として使用されています。今回のめっき品はトゥンバーガ(金と銅の合金)という素材をペンダントにして金めっきが施されていました。まだ金めっきが残っており、素材の腐食もひどくはありませんでした。めっきは素材を守るという原則が今でも生きています。

また、年代を見ると900~1540年と書いてあります。なお、日本では奈良の大仏様が金めっきされていたため、150~200年ほど前にめっきは存在していましたことになります。なかなか日本も頑張っています。

めっきの方法も確認しました。マヤ文明では加熱した硝酸カリウムで金を溶かし、その中に上記の金銅合金を浸して置換めっきを行っていました。奈良の大仏様はアマルガム法という水銀を利用した方法で、場所が違えば方法も違うのだと思いました。当時のメキシコには辰砂という水銀鉱が存在していたはずなのでアマルガム法も不可能ではないのですが、危険だったから行われなかったのかもしれません。

めっきは古くからあり、そしていまでも素材を守ってくれる大事な技術です。

昔から素材をきれいにしたい、腐食を防ぎたいなどの要望を担ってきています。

今でもそれは変わらない思いがあると思います。ぜひともご相談ください。

 

大和パーカー工業所

岡本達裕

TEL:06-6728-5101 FAX:06-6727-3260

HP:大和パーカー工業所::めっき技術で社会に貢献 (daiwa-parker.com)

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