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表彰制度へのエントリの勧め
2月1日、令和2年度の大阪府商工関係者表彰の受賞者が2月1日の発表されました。
http://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=40102
当協会の会員からも、10名の方が受賞されました。
この事務作業に関わって思うことを書きます。
大阪府技術協会では、大阪府商工関係者表彰の他に、大阪府「優秀技能者」表彰(なにわの名工)、大阪府「青年優秀技能者」表彰(なにわの名工若葉賞)、大阪府「発明実施功労者」・「発明功績者」、「新技術開発功労者」・「新技術開発功績者」表彰の大阪府の表彰制度の他、科学技術分野の文部大臣表彰(「科学技術賞」、「若手技術者賞」、「研究支援賞」、「創意工夫功労者賞」)、厚生労働省「卓越した技能者(現代の名工)」などの推薦を行っています。
その過程で、各申請の対象者、選考基準、調書における各項目(特にコメント)は、非常に重要で、その表彰の評価基準が明確に示されています。このことは、社会的な評価としてだけでなく、社内における評価としてもつながることだと感じました。
この意味において、こうした表彰へのエントリは、全社的に公開して、社員で共有することで、社員が、日々、業務上の心構えにもなると思いました。
たとえば、大阪府技術開発関係表彰では、
実施功労者は、「特許又は実用新案として登録された特に高度な発明考案を企業化することによって国産技術の確立に寄与した者」とあり、発明だけでなく、”企業化し技術の確立に寄与”が対象です。
調書の3発明考案の名称と登録番号並びにその技術内容の(2)は、技術内容(従来のものと比較説明)の記載が必要であり、4.発明考案の実施化における功績(発明実施功労者のみ記入)の(2)問題点克服の功績内容。5.発明考案の実施状況等の(4) 科学技術の進歩、産業の発展、文化の向上、その他国民の福祉の増進に及ぼした影響が示されている必要があります。
また、大阪府商工関係者表彰では、
1.勤務成績が優秀
2.技術、技能等が優れている
販売、接客等の態度が良好である。
3.業務に対する創意工夫、
事業の繁栄に貢献している
4.職場内での協調性・融和性に富んでいる。
といった評価項目と、さらに「推薦すべき理由(具体的に)」の記入例に『具体的な事象を盛り込みながら、詳細に記入してください。』と赤字で大きく記載されています。
日頃からこうした表彰へのエントリを念頭に、評価項目を社内で共有していくことが良い効果をもたらすものと思います。表彰は、毎年行われます。是非、各種表彰について吟味頂き、社内で共有の上、積極的にエントリされることをお勧めいたします。
技術協会のホームページの「協会の事業」には、これら表彰の最新の実施要領を置いていますので、参考にしてください。