いまこそドラッカー!?

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4月2日の朝日新聞の耕論に、
興味深いオピニオンが掲載されていました。

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの
マネジメントを読んだら」の著者であり
AKB48のプロデュースにも関わった、岩崎夏海氏の意見です。

経営学者のドラッカー氏の言葉を引用して、
政治家のあるべき姿と有権者の姿勢について、
ポイントを突いた意見がありました。
「何が正しいかよりも、誰が正しいかに関心を持つ者は、
真摯さを欠いている」
「重要なのは、正しい答えを見つけることでなく、
正しい問いを見つけることである」

政治家は常に何が正しいかを考えないと、
信念が欠けることになる、それはすなわち真摯さの欠如であると。
そして、正しい問いは有権者が自身に向けるべきであり、
自己の利益を政治家に求めすぎたり、
自身で解決すべき問題を彼らに丸投げしていませんかと。
オピニオンにあったように、
有権者としての役割を果たすための、
ドラッカー氏の提唱した「社会セクター」機能に、
私も賛成です。
限定的な政府に代わって、市民自らが何を正しいかを考えて
動くような組織作りは、これから益々重要になっていくと思います。