スイスの列車事故



スイス南部で23日発生した山岳観光列車「氷河特急」の事故は、詰め込みすぎた乗客が景色に見とれて片寄り、バランスを崩し転倒したのでは…
列車から見る景観は大人気だそうで、77名の内殆どが高齢者だったと言う事は、旅行者の多くが「人生が終わる前に、是非見ておきたかった景色」だったんでしょうね。日本から高い旅行費を払っても、行く価値のある場所だったのだと思います。楽しい筈がこの様な大事故になってしまって、亡くなられた方のご冥福と、怪我をされた方々の回復をお祈りします。

以前撮影旅行で、山岳鉄道の目的地だった東側終着駅・サンモリッツ駅の線路とは反対側の東方向から、車でアルプスの麓をぬっていきましたけど、こちらも創造していた以上の眺めでした。着いたら午後7時頃で薄暗くなりかけていて、大岩の上から鉄道のある西側方向は有名な九十九折れの道は見れました。(今回の事故現場はもっと西側で起きたようです)
翌日、国境付近の湖で撮影をしていたら地元の警察から注意を受けました。何せ、景色の美しさに、無我夢中で、気がつけば被写体のバイクを湖の島や、お城の庭に入れて撮影してしまってましたので…やりすぎでしたね、反省してます。。スイスの高原や山の裾野や麓は、背の低い草花多くは地元の人々が種を蒔いて手入れをしているそうです。美しい景色は、大自然と、それを愛する人間の協同作業なんですね。

戦後の日本は、貧しい国から富む国を目指して来ました。経済大国と言われるようになった背景には、自然への犠牲があります。お国が違えば事情も違って、ヨーロッパは昔ペストが流行った時に、感染源のねずみを森ごと焼き払ってしまい、それ以来土地の痩せた処は木が育たないそうです。オーストリアも回ってみましたが、大きな森はみかけませんでした。ですからヨーロッパの地元を愛する人たちは、美しい景色を保ち続けようと努力するんですね。これが本当のエコ対策ですよ!

海外観光も良いですが、日本の環境も大切にして、美しい自然を守って行きましょう。「美しい日本を目指す
」って何処かの総理が言ってましたね。。
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