経営者の重要な仕事(その① 人材の育成)

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経営者がなすべき重要な仕事を3つ挙げろ!と言われれば、私は次の3つ挙げる。

人材の育成、②増益経営、③ビジョンを示し実践する・・の3つである。

初めて社長職に就任したときに、「社長がなすべき重要な仕事は何か?」と考えた。多くの先輩社長アドバイスをもらった。新商品開発、営業ルート開発、技術開発、設備投資、資金繰り、納税、地域社会との付き合いなど、なさねばならぬことは多くあるが、最後一つに絞れと言われれば、①の人材育成に集約される。全て人材育成に帰する。

 

部下は、OJTだけでは育たないと考えてきた。毎月一度、1時間程度でよい。経営者が教える時間を設定して実行する。半年ぐらいは誰でもできる。1年、2年、3年と続けることが以外と難しい。教える側が勉強せねば教えるネタが枯渇してくる。

部下の育て方は、叱って育てる、誉めて育てる、方法がある。北風と太陽。目的は同じでも手段は違う。いずれが有効な方法かは定かではないが、私の体験から誉めて育てることの方が優れていると考えてきた。誉めゴロシぐらいな感覚でも良い。部下にもごまをすると言った上司もいた。

誉めもせず、叱りもせず、というのが、部下を育てる場合最悪のやり方である。

育てるコツは、自分の子供ならどうするか?である。