社長を育てる

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今年の6月にN君が社長に就任することになった。彼はかつて直属の部下であった。

私はMに入社し、子会社への出向もあった。退職まで部下に恵まれた会社生活を過ごした。今また縁あって友電舎で仕事をしている。

私は技術屋、したがって部下も技術者が多かった。技術者は優れた技術を開発、あるいは優れた商品を創造すれば満足する種族である。

私自身、新入社員時代から社長になりたいという願望を抱いていたし、部下にも社長(トップ)を目指せ!と言ってきた。言うだけでなく、そのような育て方もした。

結果、国内外の会社社長なったのが14名。15人目は、先述した6月にN君がめでたく大企業の社長に就任する。

社長や総経理になった部下のうち、自分が手塩にかけて育てたなあ~という人が8名、一時期に直属の部下であったという人が7名。幸いにして優秀な部下に恵まれたわけだが、単に仕事上のOJTによる指導だけでは、15名の人が社長にはなれなかったと自負している。社長を育てるの夢が叶っている。

人は、“育ててやろう”という気持ちと育てる時間を設定して、意図的に育てなければ育たないと考えてきた。私にとって彼らは私の宝物、自分の息子のように考えて育ててきた。こんなうれしいことはない。