ラックなたたずまい《重量ラックにコンパネ側板》

ずいぶんと古い写真ですが、重量ラックM10タイプに木のコンパネを側板に取り付けた事例の紹介です。

重量ラックM10タイプはラック業界でも珍しい製品です。
それは「耐荷重1000kg/段の棚板を使ったラック」だから。

普通のラックのようなスタイルをしていますが、パレットラックのように段当たり1トンの荷重に耐えられるスチールラックです。
このラック。
重いものを載せられるだけに様々な工夫をした納品例があります。

この写真もそのひとつ。

M10は一般的なラックの形式をしていますが柱フレームにはブレス材が入ります。
このブレス材。
構造を支える部材なんですが、収納するものによっては嫌われ者になります。
「ブレスの形が製品についてしまう」
というお客様の心配です。

そこで、このラックには収納物が直接柱フレームに触れないようにコンパネを側板に使用しています。



コンパネはネジの頭が出ないようにしっかりと締め付けられて固定します。
締め付けるとネジの頭はコンパネにめり込み、気にならなくなります。



ふつうは天板にはモノを置かないのですが、この事例では天板にも柱突き出しで側板を取り付けています。

収納物の性質とお客様の希望をミックス。
細かな点もサポートするのが当社のラックメーカーとしての営業スタイルです。