7月21日の数字:契約数13年度3倍に

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無線LANの普及は、ワークスタイルをどう変えるか?
2013年度の公衆無線LANの契約数は08年度比約3倍の930万件に達する見通し(日経MJ新聞2009年7月20日付11面)。この結果、ネットブックや携帯ゲーム機などの無線LAN対抗機器のマーケットも大きく成長する。
そして無線LANといえば、本命はWiMAXだ。こちらは無線かつ高速を売り物にしている。理論値で最大75Mbpsは、いま普及している光ファイバーブロードバンドとほとんど変わらない。これだけの高速回線をモバイルで、つまりケータイと同じ感覚で使えるようになる。
WiMAXも本格的なサービスがちょうど、今月から始まった。当初はおそらくケータイや光ファイバーがそうだったように、大都市圏から通信網の整備は進むのだろう。
これがビジネスに与える影響としては、たとえばネットブック&WiMAXによるモバイルオフィスが考えられる。特に移動の多い営業マンなどがこれを活用すれば、移動効率(=生産効率)が高まるだろう。いまケータイのスマートフォンなどでこなしている業務を、ネットブックのより大きなモニター&使いやすいキーボードでできるようになるはずだ。
もちろん業務用となればセキュリティ問題で万全を期する必要がある。そのために単純なネットブックではなくシンクライアントの普及が進む可能性も考えられる。あるいはネットブックを使いながらも、データはすべてクラウドサービスに移行する動きも出るだろう。
というぐらいにWiMAXに象徴される無線LANの普及はまずワークスタイルに影響を及ぼし、引いてはワークライフバランスからライフスタイル全般へと影響するのではないだろうか。