架空の村が存在していた?「コンセプト・ロゴ」のエピソード

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㈱デュオコーポレイション/ 凡十郎オフィース〔コンセプト・ロゴ〕

コンセプト・ロゴから展開した、ブランドイメージと
エピソード!USA編

 ハートビレッヂ・ロゴ


Brand Concept
アメリカンスタイルのカー用品ブランドに「ハートビレッヂ」という名前を採用すことになりました。愛着のあるブランド名にしたいとういクライアントの意向からでした。意味はそのまま”心の故郷”です。
  
Brand Image :Story
私はブランドイメージを作るときにストーリーを考えます。ストーリーはUSA郊外「ハートビレッヂ」という田舎からから出てきた若者が、LAに出てきて成功。最新のカーファッションで帰省し、温かい家族の待つ故郷に錦を飾るというものです。パッケージや広告の背景には帰省の途中、田舎道で電話ボックスの横に車を止め「もうすぐ帰る」と故郷の家族に電話をしているイラストを入れています。(携帯より電話ボックスの方がアメリカらしいですね!)
ハートビレッヂ・ストーリー広告(初回阪)
Design Concept
商品のデザインも受ける事になり。単なるカー用品パーツ群では無く、心に暖かい故郷を感じさせるアメリカンスピリットをイメージし、ロゴ、 イラスト、商品の全てにコンセプトに基づいたデザイン展開を行なっていきました。Heart Villageのロゴの左右にある円弧形の模様は「3つの愛:Triple Heart=不滅の愛」をイメージ。Triple Heartのデザインはエアロパーツ・デザイン、ホイールのエンブレムにも展開しています。
wheel : twister scraper hv_movecustom

Episode
ブランドの設立から約10年後、私が通う教会でアメリカから来た宣教師の小さなグループに合いました。サンフランシスコ郊外の「ハートランドという村」Heartland, Manteca, CA ,USA から来たというのです。彼らは、”心の故郷”を感じさせてくれる心温かな人達だったのです。私はびっくりしました。「ハートビレッジ」は架空つもりでしたが、実際に同じ意味を持つ村が存在していたのです。それも、私の創作したイメージ通りの場所で、また一人一人が温かいハートを持つ人達だったからです。このエピソードは私のデザイナー人生で忘れられないものとなりました。

このようにコンセプト・ロゴは単にカッコ良いデザインをするだけでは無く、イメージ性、ストーリー性を持たせる事で、ブランド展開の背景。コンセプトの幅、商品開発のソースとして役立つものとなります。

当社のコンセプト・ロゴの詳細はこちらをご覧下さい。↓http://charibon.com/119/119c/concept_logo.htm