7月16日の数字:「減った」4割超す

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帰りにちょっと一杯、最近行ってますか?




仕事帰りの一杯のお話。「直近3ヶ月で飲みに行った頻度が1年前に比べて減ったと答えた人は4割超に達した(日経産業新聞2009年7月14日付19面より)」。
ついでにいえば一次会で帰るようになった(ということは、以前はそうじゃなかったけれど、ということ)人が約4割、1軒あたりの予算が減った人も3割ほどいる。
その理由までは記事に書かれていない。元ネタ(=株式会社インテージ)にあたってみると、外飲みでは外での支払いについて徹底的な「節約志向」がみられるとある。やっぱり。
早い話がお小遣いを減らされている、ということではないのか。その元を辿れば、お給料がいく分なりともカットされているのかもしれない。あるいは、年金その他先行きのお金を心配される奥樣方が増えているのかもしれない。今年の夏は、全体的にボーナスの支給額も下がるという。
景気は少しずつ回復してきた、という説が基調になりつつあるけれども、実感としてはそうは思えない人がまだまだ多いのだろう。そして、今後の日本市場を考えれば人がどんどん減っていくことだけは確定した未来なのだ。ということは仮に5%人口が減るとすれば、大ざっぱな話日本国内マーケットも5%縮むわけだ。すなわち日本国内市場だけを相手にビジネスしている企業なら、売上が5%減る可能性が高い。
ということを見越した上での、キリンとサントリーの経営統合なのだろう。