DV(ドメスティック・バイオレンス)の現実

この一週間は、世間を騒がせる事件が多く、中でも大阪で発生した子どもの虐待事件には心が痛む。また、4月の初めにブログにも書いたけど、危惧したとおり、定額給付金を世帯主に一括で支給することによる弊害や支障がでて訴訟にまでなっている。DVの被害者である妻たちだ。

そんな中、2年ほど前に仕事先のある企業で出会った女性から、久しぶりのメールをいただいた。

彼女は、仕事ぶりがとても素敵な女性で、訪問回数を重ねるうちに最寄り駅まで車で送迎してもらう時などにプライベートなことも控えめに話してくれるようになっていた。

一度、二人でじっくりお話する機会があり、彼女からDVの経験を聞いたときには、にわかに信じられなかったが、話が進むうち、思わず二人して手を取り合って涙したこともあった。

定期的にメールをいただいていた彼女だったが、いつしか途絶え、気にはなっていた。
久しぶりでいただいたメールによると、彼女は過去の経験のフラッシュバックでしばらくお仕事を休んでいたとのこと。回復にかかる時間の長さが、彼女の体験の悲惨さを物語っている。

そんな彼女の体験記が掲載された書籍が出版されているらしい。

ドメスティック・バイオレンス女性弁護士監修の書籍で
「ドメスティック・バイオレンス 絶望のフチからの出発」(実業之日本社)
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/AAX84690/ など)

彼女の苦しみを理解できるなんて軽々しく言えないが、身近な人に起こりうることとして、読んだ方がいいのかも知れない。

また、きびきび仕事をする彼女に会えることを願って本を購入したところだ。