見学会の補足

先日ご案内したシステムの導入事例を見に行く会について、
どんなシステムなのか?を少し補足させて頂きます。
開発の経緯と、内容。そして、導入の効果をご覧頂くことで、
皆さんのご参考になれば、と思います。

経緯
1:弊社のお願いしている税理士さんから、「コンピュータを
入れることでうまいこといけへんか、一度見たってくれる?」
と頼まれたことが発端です。

2:伺ってみると、導入されているコンピュータは、10年近
く使っている請求システムのみ。リース切れも近い。
(このシステムは、売上集計と請求書発行のみを行うものでした)

3:専務さんを中心としたヒアリングで、浮かび上がった主な
問題点は以下の通り
・請求の締め等が顧客毎に異なることから、経理担当社が売
上台帳は紙で作っていて、システムの請求書発行機能は清書
として使っていた。
このため、請求書の発行とその内容が正しいのか?の確認に
多くの時間を要していた、
・受注時に指図書として設計図面がファックスなどで届くが、
これの管理が大変だった。
(リピート発注時などは、10年分ストックした図面を書棚か
ら探すだけでかなりの時間を要していた。)
・社内の指示は手書きのメモでスタッフに指示されていたた
め、各受注ごとの進捗管理が徹底できておらず、作業遅れ
や納品漏れが発生することがあった。
・過去のいきさつから、請求の締め日が顧客毎に異なり、請
求業務が煩雑になっていた。

システム構築時の主なポイント
1:パソコンに不慣れなスタッフでも使えるよう、各工程とも
できるだけマウス操作だけですむようにすること。
2:顧客毎に異なる締め日は、そのまま継承できるようにすること。
3:図面データもデータベース管理とし、日々の作業では、ペー
パーレストすること。
4:スタッフへの指示は画面上で行い、メモを廃止することで、
作業漏れをなくすこと。

システムの導入で得られた成果
1:請求業務の効率アップ
(導入前まで月間十数時間かかっていた請求業務が、数分に短縮)
2:作業漏れ、納品漏れの根絶
3:図面を探す手間/時間が実質0に
4:各工程の詳細や検査表などが残る事により、顧客からの信頼度がアップ

社員数6名の会社で、トータル数十時間/月の作業効率が上がった
ことで、各スタッフの負担が減り、より多くの受注が可能になった
り、退社時間が早くなるなどの効果を生んだと評価いただいていま
す。

不況のおり、新規の設備投資は難しい面はあるかと思いますが、効
率性/生産性のアップは、この荒波を乗り切る上でも必要なことだ
と思います。
ぜひ、見学会に参加いただいて、御社のIT活用の参考にして頂けれ
ばと思います。

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神下 篤  Atsushi Kamishita
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