プレスリリースの書き方『べからず』集3

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8回シリーズでお送りしたプレスリリースの書き方
番外編として「べからず」集、その3をお送りします。

べからず.その3『最初の一人を逃すな』

前回Fax番号を買うべからずというお話をしました。
と同時に、プレスリリースを送るなら
○○新聞社○○支局○○記者宛がベストであるとも。

さらに、その記者に電話かメールで
「プレス送りました。お手すきのときにぜひ、読んでください」
と一方を入れるとさらに理想的だとも。

では、そんな特定の記者をどうやってつかめばいいのでしょうか。
これは、とにかく最初に出逢えた記者を大切にすること。
ここからしか始めることはできません。

そして、最初に一人でいいから
記者さんと知り合いになることができれば
そこから先にどんどん広げていくことができるのです。

以前「マスコミに取り上げられやすいプレスリリースの書き方8 」で
筆者が関わっているNPOで出したプレスが
全国の地方紙に掲載された例をご紹介しました。

これは、あるコネクションを通じて知り合うことができた
一人の記者さんがキッカケとなっています。

具体的にいえば、
その記者さんに、こちらの動きがあるたびに情報提供をする。
彼にとっては自分だけが知っている情報が蓄積されることになります。

そして、あるタイミングでプレスリリースの相談をすると
リリースを打つ場所、他社の集め方、幹事社との折衝などを
取り次いでくれました。

おかげでメジャー4紙の記者がプレスリリースに来てくれ
さらには地方紙にも記事を配信してもらえたのです。

その記者氏を通じては、次に国交省記者クラブを紹介してもらい
国交省で知り合った記者からは、
各地の行政の記者クラブを紹介してもらい・・・といった形で、
最初の一人が今や100人以上の記者名簿となっています。

こうした名簿をどれだけ自社で作ることができるか。
そのためには、最初の一人を絶対に逃さないことが鉄則なのです。