デコペタシール
問題:倉庫が手狭になった。なんとかしたい。
- 2008/10/23 03:00
- 投稿者: taira
- 表示回数 1,956
こんにちは 平創機藤原です。
今週から何回かに分けて、物流改善コラムをお届け致します。
ま、暇な人はちょっと読んで行ってください。
テーマ:倉庫レイアウトとピッキングリスト
問題:倉庫が手狭になったなんとかしたい。
昨今の物流倉庫は、「小ロット多品種」という風潮に対応できるこ
とが必須項目となっております。
数年前までは、大ロット少品種でもよかったわけだがもはやその時
代は終わりを告げた。多くの品種を保管しなければいけなくなりま
した。
顧客のニーズが様々になった事が原因です。
では、なぜ品種が多くなると在庫が増えるのでしょうか?
一品あたりの在庫数の平均は約10個だとしましょう。これが品種が
多くなったからと言って、1品種の平均数量が10以下になることは
ない。なぜなら、倉庫の場合ケースで購入するからです。
ケースの場合、最低の入り数があります。この入り数以下になるこ
とはないのです。
さて、このように品種が増えれば在庫量がふえる一方です。
では、同じ敷地面積の倉庫で在庫量が増えるとどうすれば良いので
しょうか?
まずは、キャパシティのUP
まずは、キャパシティをUPする必要があります。
キャパシティのUPの仕方としては、まずは、棚板の数をふやすこと
が簡単な解決策です。今まで、2段だったのですが、3段に増やすこ
とで量を1.5倍になります。
よく、棚の天板の上に積み上げてあるのが見られますが、重量物を
天板の上に載せることは安全上あまりよろしくありません。
さて、ではどのように3段に増やすことができるのでしょうか?
●形(荷姿)でレイアウト
よく見かけるのがJANコード順(メーカー順)になっていること
があります。JANコード順では形の大きいもの小さいものが混じ
りますので、あまりよくありません。
JANコード順ではなく、メーカーを超え形で並べることが必要で
す。例えば背の高いものであれば背の高いもので、横幅のあるも
のがあれば横幅のあるもので揃えます。この場合ケースで揃える
のが良いのか単品で揃えるのが良いのかと迷いますが、基本は単
品です。ケースで出荷することが主な場合はケースにすることが
よいでしょう。どちらでも「出荷時の荷姿」で統一することが必
要です。
このことで約1.5倍の収納率が見込めます。
(注意固定フォントでご覧ください。)
改善前
-----------------天
A社 ■ ■
■ ■ ■■
■■■■■■■■
-----------------
B社 ■
■ ■
■■■■■■■■
-----------------
C社 ■■
■ ■■ ■
■■■■■■■■
-----------------地
空き床面積はありません
改善後
-----------------天
[ ]
-----------------
■■■■■■■■
-----------------
■■■■■[ ]
-----------------
■■■■■[ ]
■■■■■[ ]
-----------------
■■■■■[ ]
■■■■■[ ]
■■■■■[ ]地
-----------------
[ ]の部分が空き床面積となります。
この場合の問題点
>メーカー毎でなくなるので商品が探しにくくなる。
という問題が出てきます。いままで、ピッキングリストに掲載さ
れていたデータにはJANコードが掲載されていましたが、そのJAN
コードを見ても棚がわかりません。
そこでピッキングリストを変更する必要があります。
来週はこの続きをお送りいたします。
今週から何回かに分けて、物流改善コラムをお届け致します。
ま、暇な人はちょっと読んで行ってください。
テーマ:倉庫レイアウトとピッキングリスト
問題:倉庫が手狭になったなんとかしたい。
昨今の物流倉庫は、「小ロット多品種」という風潮に対応できるこ
とが必須項目となっております。
数年前までは、大ロット少品種でもよかったわけだがもはやその時
代は終わりを告げた。多くの品種を保管しなければいけなくなりま
した。
顧客のニーズが様々になった事が原因です。
では、なぜ品種が多くなると在庫が増えるのでしょうか?
一品あたりの在庫数の平均は約10個だとしましょう。これが品種が
多くなったからと言って、1品種の平均数量が10以下になることは
ない。なぜなら、倉庫の場合ケースで購入するからです。
ケースの場合、最低の入り数があります。この入り数以下になるこ
とはないのです。
さて、このように品種が増えれば在庫量がふえる一方です。
では、同じ敷地面積の倉庫で在庫量が増えるとどうすれば良いので
しょうか?
まずは、キャパシティのUP
まずは、キャパシティをUPする必要があります。
キャパシティのUPの仕方としては、まずは、棚板の数をふやすこと
が簡単な解決策です。今まで、2段だったのですが、3段に増やすこ
とで量を1.5倍になります。
よく、棚の天板の上に積み上げてあるのが見られますが、重量物を
天板の上に載せることは安全上あまりよろしくありません。
さて、ではどのように3段に増やすことができるのでしょうか?
●形(荷姿)でレイアウト
よく見かけるのがJANコード順(メーカー順)になっていること
があります。JANコード順では形の大きいもの小さいものが混じ
りますので、あまりよくありません。
JANコード順ではなく、メーカーを超え形で並べることが必要で
す。例えば背の高いものであれば背の高いもので、横幅のあるも
のがあれば横幅のあるもので揃えます。この場合ケースで揃える
のが良いのか単品で揃えるのが良いのかと迷いますが、基本は単
品です。ケースで出荷することが主な場合はケースにすることが
よいでしょう。どちらでも「出荷時の荷姿」で統一することが必
要です。
このことで約1.5倍の収納率が見込めます。
(注意固定フォントでご覧ください。)
改善前
-----------------天
A社 ■ ■
■ ■ ■■
■■■■■■■■
-----------------
B社 ■
■ ■
■■■■■■■■
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C社 ■■
■ ■■ ■
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-----------------地
空き床面積はありません
改善後
-----------------天
[ ]
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■■■■■[ ]
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■■■■■[ ]
■■■■■[ ]
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■■■■■[ ]
■■■■■[ ]
■■■■■[ ]地
-----------------
[ ]の部分が空き床面積となります。
この場合の問題点
>メーカー毎でなくなるので商品が探しにくくなる。
という問題が出てきます。いままで、ピッキングリストに掲載さ
れていたデータにはJANコードが掲載されていましたが、そのJAN
コードを見ても棚がわかりません。
そこでピッキングリストを変更する必要があります。
来週はこの続きをお送りいたします。
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