私の目標

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BMBインタビューでは、高齢の方や障害を抱えた方に配慮したホームページ制作ということに焦点を当てて頂きました。

これは、公共機関のホームページであったり、銀行、大手の企業や医療機関など、不特定多数の方が大勢訪れるようなホームページでは、とても重要視されるべきですし、必須条件ではないかと思います。

アクセシビリティについての勉強を通して改めて気が付いたことですが、インターネットというのは高齢の方や障害を抱えた方にとって、非常に便利なツールだということです。例えば、バスに乗ること一つにしても、あらかじめインターネットで時間や、ノンステップバスのチェックができると、よりスムーズにお出掛けが出来るでしょう。

他にもインターネットではいろんな調べものや手続きなどを、家に居ながら簡単に済ませることができます。若くて健常な人が感じる便利さとは少し違い、高齢の方や障害を抱えた方にとっては、もっと生活に密着した部分で非常に便利なツールと成り得ます。

ですので、公共性の高いホームページでは、WEBコンテンツJISに準拠し、高齢の方や、障害を抱えた方にも配慮したホームページ制作というのが、とても重要だということです。

ところが、実際に私がお受けする規模の案件では、そこまで要求されることはまずありません。

やはり見た目や費用、SEO(検索エンジン最適化)などを重視されるお客様がほとんどです。

ですので、作業効率を優先することもありますし、必要に迫られないことを言い訳に、勉強不足もなかなか解消できずにいるのが実状で、「WEB標準や、WEBコンテンツJISに厳密に準拠しています」とは公言できず、「できるだけ心掛けています」という表現でいつもお伝えしています。

私の目標とするところは、見た目のデザインもステキで、コンテンツに独自性、有用性、訴求力があり、お客様(配信者)と見ている人(閲覧者)がバランス良くメリットを享受できるようなホームページを作ることです。

ですので、フルオーダーで制作する場合には、こちらからも様々なご提案をさせて頂くわけですが、要件はケースバイケースですので、最終的にはお客様のご要望を最優先させて頂きます。

そして、この目標を達成するためには、やはりWEB標準や、WEBコンテンツJISに準拠して、できるだけ多くの方に親しんでいただけるような、分かりやすくて使い勝手の良いサイト構成に仕上げることが大切な要素だと考えています。

その一番の理由は、“見てもらえないと意味がない”からです。

ホームページを見て、“物を買う”、“その場所へ行く”、“仕事を頼む” … などという具合に、人が実際に行動を起こすに至るには、やはりコンテンツに何らかの動機づけやメリットがあるからだ思いますので、それをしっかり伝える必要があります。

それには、まず “分かりにくい”、“見づらい”、“遅い”…、などの敷居を低くすることが、とても大切です。それぞれのホームページによって見てもらいたいターゲット層が異なるかも知れませんが、できれば若くて健常な方だけを対象に考えるのではなく、お年寄りや障害を抱えておられる方にも同様に敷居を低くすることが望ましいと思っています。

そして、これらの取り組みはSEO(検索エンジン最適化)にも効果を発揮しますので、一石二鳥です。

具体例で申しますと、今の私の目標は「大手前・美容皮フ科クリニック」のホームページです。

顔のシミが気になって、こちらのホームページを訪ねたところ、
“スゴイ!”と感動し、シミ取りのことを忘れ、思わずサイト構成に気持を奪われてしまいました。

デザインもコンテンツも素晴らしいですが、制作手法もWEB標準や、WEBコンテンツJISに則しておられます。

どちらの制作会社さんが作られたんだろう思い、“大手前・美容皮フ科クリニック”で検索したところ、「株式会社ND&I」という制作会社さんのホームページで実績紹介されていました。

WordPress(ブログツール)を導入して更新性の向上も図られているとのこと、スキルもセンスも素晴らしいと思います。

私が個人で実現できるレベルだとは到底思えませんが、目標は高い方が良いと思いますので、この「大手前・美容皮フ科クリニック」のホームページを目標に、これからも地道に頑張っていきたい思います。

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