役に立たない

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071231munari

芸術新潮のムナーリ特集を近所の本屋で購入.
僕はプロダクト系のデザイナーなので、ムナーリといえば灰皿や照明の人という認識だったのですが、本当はグラフィックデザインから絵本、デザイン教育まで多彩な活動をしていた人だったのです.
最近著作の日本語訳が人気ですが、この特集は彼の歩んできた道をコンパクトにまとめてあり面白く読めます.

デザインは物事を解りやすくするためのものでもあるのですが、解りやすくするということは色々削ぎ落としてしまうことでもあり、乱暴で危険なことでもあるわけです.
ムナーリの活動(デザイン)も非常にシンプルでミニマルなもので構成されていますが、その思想の深さは多様性、寛容性に富んだ暖かなものです.

来年は仕込みの年として、個人的に「見ること、感じること」=インプットのデザインに注目しようと思っています.私の中のオピニオンリーダーの一人としてムナーリを研究してみようと思います.