機械イラスト日記vol.14

弊社が制作している機械のイラストは、他のイラスト(例えば猫や人間、風景画)と違って個性が出しにくい素材であるといえます。
人間や動物、風景画等のイラストであれば、着眼点や好みも含めて描く人の個性が強く伝わってきます。
例えば下の「手」は、その違いは明確ですね。

しかし機械のイラスト、特にメンテナンスや補修部品説明で利用される部品展開図に関しては、描く人によってころころと形や雰囲気が変わってはいけないものです。
部品展開図は描く角度等があらかじめ決められていて、どの制作会社に依頼してもほぼその通りの角度、見え方で納品されてきます。

が、長い間描き続けていると、そんな同じように見えているイラストでも、とても個性を感じるときがあります。線の端部分や、丸みを帯びた部分の処理、厚みをもった部分の描きかた等、それぞれ得意なやり方で制作されているのが良くわかります。
下の物体は、ほんのちょっとした違いで印象が変わってきます。


その個性や良さを知っていただくのは、実際にホームページに来てご覧頂くのが一番と考えます。コツコツと追加・更新しながら皆さんのお越しをお待ちしております。(藤田)