柳宗理とギフトショー

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ドタバタと日帰りで東京に行ってきました.
午前中は柳宗理展へ.

金美で開催されていた展覧会を東京に持ってきたものらしく、意外と小さい会場で最近の作品も多く観るべき所は多くはありませんでした.ただ彼の製品への姿勢はストイックで、スキのない丁寧な造形にはいつ見てもため息が漏れます.愚直であるという事を改めて肝に命じました.
年表を見ていると、彼は若い頃は国の仕事や坂倉準三事務所や戦争などをしており、事務所を開設したのは彼が35才の時で主な代表作もそれ以降にデザインされています.インハウス(企業内デザイナー)だと30代後半は管理職になって実際に手を動かす仕事からは離れていく場合が多いのですが、彼の場合はそれまでが吸収の時期で展開はそれ以降になっています.ペリアンや坂倉準三のような師がいない私は、まだしばらく修業を続けねばなりません.

午後からはビッグサイトのギフトショーへ.こちらはうって変わってカネと欲望の世界.
初めてビッグサイト全館を使ったイベントに行きましたが、全部見て回るだけでクタクタになりました.出展物に対して、色々な立場でのモノの見方をしないといけなかったので、見ていて結構コンランもして、結局全館2回廻って久々にいい運動になりました.
とりあえず情報収集だけして退散.帰ってから少し咀嚼をしないといけません.