つかう人の視点に立ってデザインする

デザインをする上で忘れてはならないことに「使う人の視点にたつ」ことです。

実際、私が、結婚し主婦となり、子供ができて母となってはじめて気づくさまざまな不便が多くありました。

主婦になると、家事をするときに意外に不便な「こまかい」事にきづきます。
間違って押せてしまう位置にあるスイッチ
洗いにくい小さな凹み
掃除しにくい構造...

母になってはじめて、「母目線」「こども目線」の大切さがわかりました。
こどもが触りたくなる光るスイッチ
こどもの指がはまる隙間
子供のスプーンではすくいにくい食器...

こども向け商品のデザインをするときに、私の体験、そしてちょうどその対象年齢の友達の意見などがとても役に立ちました。クライアントには、「こんなところに不便があったなんて、気づいていなかったよ」と大変喜んでいただけました。

モノをデザインするときに「自分の身についた」発想やアイデアは、説得力があります。「聞く」より「体験する」ことで新しい気づきが多くうまれます。

これから、女性からみて、「欲しい」と思われる、女性ならではの視点からの喜ばれる商品がつくれればうれしいです。

黒田

[tag:工業デザイン こども目線]