ラックなたたずまい《新型スチール実験台"Ecoplatte"(3)》

 強い実験台
新型スチール実験台”Ecoplatte"はスチール製実験台ならではの強い構造が特徴です。
例えば実験では震度6強相当の地震でも壊れません。
しかも、200kgもの錘を乗せたたままの状態で、です。

 スチール実験台の最大の特徴は「強い構造」です。
私たち三進金属工業はラックメーカーです。
だからデザインは家具専業メーカーさんと比べると見劣りするかも知れません。
でも、強さでは負けません。

3.11の震災の時も、スチール製の実験台は天板面に卓上フードを載せていても壊れませんでした。
一方、木製の実験台にはグシャッと潰れてしまったものが少なくありませんでした。

スチール製実験台のリニューアルに際して、このスチール製の強度をより確実で、しかもしっかり確認するために、三進金属工業では以前より「強い実験台」を実証するための試験も実施しました。

例えばJIS試験。
実験台にはJIS試験の基準はありません。
ヨーロッパ規格にはあるのですが、日本はこのあたりの整備が遅れています。
そこで私たちはスチール家具のテーブル強度を確認するための手法で実験台の強度試験を実施しています。
Ecoplatteのカタログ強度は「フレーム1セットあたり200kg」。
しかし実際に試験してみると350kgを余裕でクリア。
スチール実験台をお勧めする理由がここにもあります。

※天板荷重350kgを保証するものではありません。あくまでも200kgを守って下さい。

そして振動試験。
地震の揺れで壊れてしまう実験台では困ります。
研究者は時間勝負。誰が早く研究結果を発表できるかで勝負がわかれます。
だからBCP対策も欠かせません。

Ecoplatteは公的機関の振動装置を使用して加振試験を実施しています。
振動台の大きさの関係でW1500xD750の実験台での試験ですが、天板面に200kgの錘を乗せて、震度6強相当の加振をして変化を観測。
その結果、けんどん板が無かってもフレームと天板だけで十分な強度があることが確認されました。


Ecoplatteは研究者の安全と安心を第一に考えた「強い実験台」です。