組込み産業活性化フォーラム in Kansai

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 関西情報センター主催の「組込み産業活性化フォーラム in Kansai」に参加しました。
今回のフォーラムの切り口は政府の成長戦略の一翼も担う“医療・ヘルスケア”です。 パナソニック株式会社R&D本部の和田浩美氏と
大阪大学大学院情報科学研究科の今井正治氏による講演の後、
「世界の産業地図を変える、関西組込みシステムの底力~関西経済復活のカギ~」
と題したパネルディスカッションが行われました。

まずパネリストの大阪府商工労働部の松下隆氏は
ソフトウェア業と医療・ヘルスケア分野における関西の現状を
分かりやすく解説して下さり、
大阪府立大学の今井良彦氏は
かつてパナソニックに籍を置かれていたお立場から
家電を軸にした組込みシステムの経緯と課題、
関西のポテンシャルについてお話し下さいました。
続いてスキル・インフォメーション株式会社の杉本社長と
株式会社プロアシストの生駒社長が
実際に医療・ヘルスケア分野に進出した組込みシステムの開発企業として
経緯や実例、課題についてお話し下さいました。

約2時間に渡るディスカッションの中で
医療分野への参入には薬事法が大きな壁になるが
現在関西は特区に指定されており
その壁が低くなっていること、
関西はエレクトロニクスの大手、中小企業、大学や研究機関が揃っており、
大変ポテンシャルが高いこと、
関西は医療・ヘルスケアの分野で世界を目指すことができることが
熱く語られました。



パネルディスカッションの様子


フォーラム終了後の交流会では
講演をされたパナソニックの和田さんや大阪大学の今井先生、
パネリストを務められた大阪府立大学の今井先生をはじめ
たくさんの方と名刺交換をさせていただきました。
特に大阪府大の今井先生は
私が府大出身である旨をお伝えすると
今度先生のところにお伺いすることを
快諾して下さいました。

“医療・ヘルスケア”という関西の可能性を知り、
わが社の今後の方向性にもいろいろと参考になる1日でした。