つつした
来年のダニの時期に備える事。できる事とは・・・
- 2012/12/28 22:00
- 投稿者: cleanboy_osaka
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もう今年も終わりに近づいています。
毎年の事ですが、1年の経つのが早い事。早い事。
そうです。
もうお正月も近いのですが、という事は春も近いという事です。
春と言えばダニの出てくる季節になります。
ダニは、そのほとんどが1mm以下で、目視は難しい害虫です。
ダニの餌は、カビ・フケ・アカなどになります。
フケ・アカなどのハウスダストは年から年中ありますので
こまめな掃除をする事が最も理想的です。
カビは20~30度で一番良く発生しますが、0度~でも
ゆっくりと発生はします。
湿気は60%を超えない様にするのが理想的です。
カビの発生する季節は湿気の多い暖かい季節です。
梅雨時期に多く発生はしますが、秋の長雨の時期にも発生します。
春に発生するダニを減らすためには、秋から発生するカビを如何に
少なくするかにかかってきます。
カビだけがダニの原因になるわけではないので、カビの発生しにくい
環境づくりとフケ・アカ・ホコリなどのハウスダストを少なくするかが
必要になっていきます。
カビの発生を抑えるには風呂場や、この時期、窓に発生しやすい結露を
発生しにくくするか、結露が出たらすぐにふき取るかになります。
そもそも、カビの発生自体からくる、カビの慢性的な臭いが
シックハウス症候群の原因の一つとも考えられています。
カビを発生しない様にするには、入浴後に換気扇を回す事や
部屋自体の換気にも注意して過ごし、水分の多い観葉植物の置き過ぎや
洗濯物の部屋干しなどに注意する事が必要になります。
この冬場の暖房器具で、ガス・灯油ストーブなどを使用しているご家庭は
たくさんあると思いますが、それらには燃焼時に水分を発生しますので
気になる方はエアコンなどの使用をお勧めします。
部屋のハウスダストにつきましては掃除機がけが一番です。
毎日、こまめに掃除する事がハウスダストの除去になり
万が一ダニが発生していても掃除機がけで除去できます。
その際に注意したいのが、床材の違いで掃除機がけもかわると言う事です。
畳の場合は畳の目に沿ってゆっくり掃除機をかけて下さい。
フローリングなどの場合は、先に軽くモップがけしハウスダストを取り除く事が
最良です。掃除機がけをいきなりする事で床から30cm程にあるハウスダストが
舞い上がります。舞い上がったハウスダストを吸い込む事で、気管支系の
炎症などになる事もありますし、酷くなると喘息にもなります。
特に小さなお子様がおられるご家庭などは注意したいものです。
それらの多くはチリダニ(写真)といったダニで、これの糞を吸い込む事で
気管支炎などになります。
写真はチリダニの拡大画像です。この画像は、ダニ研究の第一人で
農学博士でもある、吉川翠さんから頂いた物です。
現在、吉川さんは都市居住環境研究所の代表をされています。
以上、これらの注意点や作業をこまめにしていく事で来年の春先からのダニの
発生率は下がってきます。
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