バイオミミクリー(生物模倣)の将来性

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昨日、関西IMネットワーク協議会のセミナーに出席しました。
その中で「グローバル化を意識したBI(ビジネスインキュベーション)戦略」を
講演された滋賀県長浜バイオインキュベーションセンターの
武内シニアマネージャーの話しに興味を惹かれました。

その内容は<バイオミミクリー>についてです。
英字では「Biomimicry」、訳すると「生物模倣」です。
今後とも新素材の開発に際して、大きなヒントを与えてくれるとのこと。

例えば
・鳥のカワセミ→空気抵抗を考えた新幹線などの外観
・オモナミの実→マジックテープに
・ハスの葉  →パーカーなどの撥水素材に

生物からヒントを得た発明は10%以下程度で
まだまだ真似る価値のあるヒントが多く潜在しているとのこと。
これらのヒントをもとに
持続可能型社会実現に役立ち、
しかも環境負荷の少ない、
新素材や新製品がたくさん生まれる可能性が大いにあるとのことです。


日本のもの作りへの情熱と素晴らしい発想、
ナノテク技術などを融合して
日本経済再生の大切な要因になる可能性を感じた内容でした。