ラックなたたずまい《高度利用者向け地震速報》

阪大インキュベーションラボの中に、「高度利用者向け地震速報システム」を設置しました。


「高度利用者向け地震速報システム」の取り扱いをこの夏の初めから開始しました。

この地震速報システムは携帯電話やテレビ放送などで流れる地震速報とは異なり、もっと精度の高いものです。
新幹線や原子力発電所など、インフラを安全に停止させるための情報システムです。

今回は残念ながら原子力発電所を止めることはできましたが、冷やすことができなかったので惨事につながりました。
その防災のを目的としたものと同じシステムです。

地震計がキャッチした地震はを気象庁のスーパーコンピュータが瞬時に処理。
インターネットを通じて各速報端末に「地震が来るぞ」という情報を発信します。

速報端末は設置している場所の緯度経度、地殻情報がインプットされています。

信号をキャッチして、あと何秒後で地震の揺れがくることをアナウンス開始します。
地震が来るまでの時間をカウントダウンするんです。

「5,4,3,2、1.......」

この間に人々は作業を中断したり、機械を止めたりして安全行動に出ます。
迫り来る揺れに対して、どのような行動に出ることができるのか。
それがこの装置の目的です。



装置は24時間監視されており、故障したら直ぐに対応することができます。
月々の保守料が必要ですが、いざという時かなりの武器になります。

なお、直下型地震は発生から揺れが襲来するまでのタイムラグが殆ど無いため機能を十分に果たせない場合があります。