ラックなたたずまい《カーペットに移動ラックのレールを敷設》

文書や軽量の物品を収納する際、オフィスや学校の教室、図書館や博物館では移動ラックが収納アイテムとして多用されます。

その移動ラックはレールを必要とするのですが、レールは時としてオフィスの床に敷き詰められたカーペットの上に敷設しなければならない時があります。


カーペットの上では墨だしをしにくいので養生テープを貼り、その上にチョークや墨汁で墨を打ちます。

その上でレベルを測り、レベルに応じてスチール製のライナーを重ねていきます。





ライナーを全てのアンカーポイントに敷き詰めたらレールを敷設。

最後はレールの両側にスロープを付けるのが一般的な仕上げです。

レールとレールの間をレール面と同じ高さにするのはそれなりの費用が必要となります。
嵩上げ材を敷き詰め、その表面に床材と同じカーペットを貼ります。
見栄えは奇麗で、UDな仕様ですが予算が制限される場合、やはりスロープがオススメです。



レール敷設での注意点は、写真のような床面の電源フタが思わぬ障害物になることがあることです。

移動ラックの設置時には、このような電源や電話線などの取り出し口にも注意を払ってください。