元日にスギ花粉初観測 県内、飛散本格化は今月下旬?

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山口県医師会は5日、県内で今年初めてのスギ花粉を1日に観測したと発表した。初観測されたのは、宇部市の1測定点で、1平方センチ当たり0.3個を観測。昨年の初観測と同日。ごく少量の花粉飛散でも、人によっては花粉症の症状が現れることがあるという。

同医師会によると、昨年夏は記録的な猛暑となった。スギ花粉の形成は、夏の気温が高く、日照時間が長く、降水量が少ないほど促進されると考えられている。昨年11月の時点では、雄花をつけているのは高木で多く見られたが、史上最高の着花状態ではないと見られる。

しかし、平年を大きく上回る花粉飛散になることも考えられ、十分な花粉症対策が必要という。

スギ花粉が本格的に始まる飛散開始日(1平方センチ当たり、花粉が1個以上2日続いた最初の日)は1月下旬から2月上旬になると見られる。ヒノキ花粉は、平年の約1・5倍程度の花芽がついていると見られ、多くなることが予想されるという。

山口新聞 2011年1月6日(木)掲載


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