ラックなたたずまい《デジタル パブリッシングフェア訪問》

今年はおそらく、その本格的な元年と言えるかもしれません。
何かというと”デジタル パブリッシング 電子出版”の話。


先週末に東京ドームで開催されていた国際ブックフェア。
その最大の注目点は併催されていた"デジタル パブリッシングフェア”だったと思います。

iPadやそれに続く類似の製品が一挙に花開いた今年は、紙媒体の印刷物から電子媒体の表示物(?)に大きな流れが生じていることは、誰もが体感していることでしょう。

今年のブックフェアには予想通り、多くのデジタル出版サービスや、それを制作するためのソフトウェアなどが展示されていて、大勢の来訪者で大賑わいでした。
その混雑ぶりは、まるで年末商戦の百貨店の売り場並。
どれだけ多くの人が、このデジタルパブリッシングに興味を異抱いていたのか。
その大きさに驚かせられました。

とはいえ、一番大きな問題は、どのフォーマットがメジャーなのかという点になるような気がしました。
コンテンツを制作するためのソフトウェアも、それを閲覧するためのソフトウェアも各社バラバラで、どれが標準なのかは、判別できず。

というよりも,全く新しい分野のビジネスと言っても過言ではないジャンルなので、どこが標準になるのかは、これからの流れ次第。
パソコン用CADソフトも黎明期、いろんな種類があったことを思い出します。
結局残ったのはAuto-CADであったり、JW-CADであったり、数種類のソフトウェアだけのような気がします。

乗り遅れると、大変なことになる。
しかし、どう乗り込んで、どうビジネスに活かしていけばよいのか、よくわからない。
デジタル パブリッシングは私たち製造業でも重要なテーマではなかと思うのです。