ラックなたたずまい《積層式タイヤラックと歩廊》

積層式タイヤラックと歩廊の事例紹介

自動車用のゴムタイヤを収納する積層式のタイヤラックです。
積層式のラックは近年設置が難しくなってきています。
これは積層式のラックそのものが「構造物」ではなく「建築物」と見なされるケースが増えてきているからで、「建築物」と見なされるケースは確認申請の手続きなどが必要になり、費用的、設置する建物の構造的に難しいものが多いのが実情です。
しかし、法的にクリアすれば設置は可能です。

タイヤの収納はタイヤそのものが石油製品で可燃物であることから所轄の消防署の指導を仰ぐ必要があります。

上の写真の積層式タイヤラックは歩廊をパンチフロアで敷設。
これはスプリンクラーなどの消火剤が下層階まで散布されるための構造です。

タイヤは歩廊両側のラックに取り付けられている2本の丸パイプ型のラックに収納されます。



この写真は下から見上げた写真です。
見ての通り、両側に並べられたラック間に歩廊を設ける構造になっています。

人が製品の出し入れ作業をすることを前提にした構造です。