7月15日の数字:7月13日

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Google「未来を選ぼう 2009」プロジェクト

それは、一昨日のことである。「この日、日本はパンドラの箱を開けた」といった文章が、20年後ぐらいの歴史家によって書かれるのではないか。
昨日何が起こったのか。Googleが政治に関する問題、不満の受付窓口をネット上に作ったのだ。名付けて、衆院選に向けて政治プロジェクト「未来を選ぼう 2009」である。
「未来のためのQ&A」という質問をユーザーから募集し、投票により関心の高い「5つの質問」を決定する。これに衆議院議員を目指す人が動画で回答し、YouTubeにアップロードする。
これで何が変わるのか。目に見えて、劇的な変化が起こる。なんてことはたぶんないだろう、少なくとも次の選挙では。しかし、水面下、おそらくは深海域での変化は確実に始まる。いまYouTubeを見ている人の多くはおそらく、これまで政見放送など一度も見たことがないはずだ。政治への関心もまったくなかったに違いない。
しかしである。YouTubeに新着として動画がアップされていれば、中には見る人も出てくるだろう。この変化の意味がわかるだろうか。これまでの政治に対する関心ゼロ姿勢が、いくらかでもプラスに転じるのだ。ものごとは最初の一歩を動かすことが決定的な違いを生む。YouTubeを見た人たちの中には、もしかしたらこの夏の選挙に投票に行く人が出てくるかもしれない。
これが蟻の一穴である。それでなくとも今回の選挙では日本なりの『Change』が起こる可能性が高い。これが動きに弾みをつける。その先に何が待っているのかは想像できない。しかし、何かが変わっていく予感はある。
今回の総選挙、何より注目すべきは若年層の投票率と支持政党だろう。まさかとは思うが、意外に共産党が善戦したりするのではないだろうか。なんといっても「蟹工船」がブームになるような時代なのだから。問題はその先だ。各地で若い市長が登場していること、これからもどんどん若い人が市長選に出るという話があること。もしかしたら、日本も本当に『Chenge』できるかもしれない。

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