鬼はそと、より、福はうち〜!

節分も近づいて参りました。
電車のつり広告などを見ていても、節分にからんだ様々な行事が案内されています。

そんな広告の写真を見て思ったのですが、必ず「鬼」が退治される
写真が使われているんですね。
自分が小学校の頃を思い出してみても、「鬼」の面を作ってかぶり、
撒かれる豆に追われた記憶があります。

でも、これって何か変じゃないですか? 節分のメインイベント、豆まきには退治したい「鬼」しか現れない
んですよ!?

マスコミや広告、子どもの遊びにしてもセンセーショナリズムとい
うか、見た目に派手で、勧善懲悪なものの受けがいいからなのか?
「鬼」にスポットライトがあたります。

しかし、招き入れたいはずの「福」の姿が具現化されていないのは
なんでだろう?と思うわけです。

最近の国際状況を見ても、テロ支援国家だとかテロリストだとか、
排除したい相手、敵と見なす相手を特定するのはとても簡単に決め
つけてしまいます。
しかし、心を許せるパートナー、相棒と呼べる相手を見つけること
はなかなかできにくい(と、思い込んでいる)のではないでしょう
か?

世界恐慌だ、社会不安だ、公務員の堕落だ、と「鬼」の姿ばかりが
喧伝されている世の中ですが、
そうではなくて、こうなったら幸せだ、これが平和だ、という「福」
の姿を、僕たちはもっとイメージしていかないといけないのじゃな
いか?と、思うのでした。