熱帯魚鑑賞・飼育によるセラピー効果


 ●モニターの結果や現在飼育されている方々、介護施設・学校や保育園などの関係者の方々からの取材などにより熱帯魚鑑賞・飼育によるセラピー効果(生理的・心理的効果や身体的効果)をまとめてみました。

 

 ■ 生理的・心理的効果

1. ストレスの軽減

 熱帯魚飼育によって集中力が増し、鑑賞においても魚に対する言語的な働きかけ(魚との対話)をする事で、リラクゼーション効果を得られます。

※カラーセラピーとしても青は興奮を抑える色として使用されていて、歯医者さんなどに熱帯魚が設置されている事が多いのはそう為と言われています。

2. f/1の揺らぎでリラックス効果

魚独特の動きが広く自然界にある"f/1の揺らぎ"と呼ばれる動きに近いため、視覚イメージが有意に働きます。草木の揺れが精神安定をもたらす事と同様にリラックス効果が得られます。

3. 自然との繋がりの想起

"インスタント・バケーション"と呼ぶ自然環境の再現により、人の感性を豊かにし、自然との接触を通して子供に戻ったような天真爛漫な素の自分になれる効果があります。

■ 身体的効果

1. 自主的行動効果

弊社モニター結果だけでなく熱帯魚飼育により施設で引きこもりがちなお年寄りが餌を与える事で元気になる事も指摘されています。

※上記写真は門真にある施設です。設置するまでに介護施設の方々からの様々な取材をさせていただき、高い確率で高齢者の方は白内障にかかっているとの事を聞きました。白内障にかかった目はオレンジのフィルターがかかったようになりに黄色や青は見分けににくい為、できるだけオレジのきつい赤目の魚種を選んでいます。季節感についても(写真はクリスマスのもの)できるだけ分かりやすくレイアウトしています。

※金魚が可愛いサクラ水槽の設置例

2. コミュニケーション効果

熱帯魚水槽を媒体にして家族・友人をはじめ同じ空間の人々の共通の話題が生まれ、会話がはずむ事からコミュニケーションツールとしての効果が期待できます。

※設置させていただいているデイセンターや介護施設についても、餌ほしさに寄ってくる事が楽しみな高齢者のお話を聞かせていただいています。

※幼稚園・保育園への設置水槽