●手作りの鏡の現場●

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久しぶりの投稿です。ご無沙汰しておりました。

6月24日に鏡組合主催の「OKKワークショップ」に参加しました。

今回の内容は、『製鏡の基礎技術(銀鏡・手引き式)』です。今では、ほとんどの鏡が機械で作られる中、全て手作業という鏡作りの現場を見てきました。

国内で2社しかないという大変貴重な技術です。その内の1社、大阪市平野区にある『有限会社 相良製作所』様へ行ってきました。

まず、透明のガラスの表面を洗浄します。その後、銀引き液を流し土台を揺らしながら表面にまんべんなくいきわたるようにしていく。

そうすると、ガラスの表面で化学反応が起こり、先ほどまで透明だったガラスが鏡になります。銀引き液は高温の場合、化学反応が早いため難しく、長年の勘が頼りになるところです。

弊社でも行っていることなのですが全て手作業なので、まるで理科の実験をしているようでした。

今では、工業用ではなくホテルなどに飾る1点物の鏡などの注文が来るそうです。

本当に鏡というのは当たり前に使っていますが不思議な素材です。お忙しい中本当にご丁寧な説明と共に作業を見学させていただいた相良さんに感謝です。

 

     

       ガラスを洗浄         銀引き液をかける     

   

   銀引き液を行渡らせる          純水で洗浄

  

       出来上がり!